15年振りのゲームセンター。
おれは昔、ゲーマーだった。
ストリートファイター3rd STRIKEという格闘ゲームでヤンキー高校生集団に20連勝して、反対側でバンっ!ギー!「ふざけんな!行ってくる!」
叩く音とイスから立ち上がる音が聞こえたので、
リアル格闘ゲームになる前に、おれは持ち前のヨガテレポート(ダルシム参照)で逃げた。
写真を貼り間違えた。
どちらも気色悪いので、どっちでもいいと言われそうだが。
http://choujin.50webs.com/capcomvssnkより引用
使っていたキャラがこいつだ。ネクロと言うらしい。気色悪い。
上の人はさらに気色の悪さが際立つオロ。
おれの使い手、紫の人は手足が伸びる。
ダルシムと似ているのだ。(ダルシム参照)
こんな気持ち悪いやつに20連敗もしたら相手もたまったもんじゃないだろう。
遠くからペシペシ叩き続けて、チンピラの堪忍袋の緒を切ってやったのだ。
15年経った今、おれは、
だんだんとネクロを通り越して、
オロに似てきているんじゃないだろうかという不安がよぎる。
だが、この誰も選ばないような妖怪感がよいのだ。
おれもまた、このキャラたち同様、妖怪ということであろう。
そんなこんなで、15年振りのゲームセンター。
おれは懐かしのサッカーゲームをプレイした。
チームは最強のブラジルだ。
おれは膝が悪い。ハンデくらいもらってもいいじゃないか。
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続々と勝ち、
決勝戦のPK。
100円でこんなにドキドキするものなのか。
おれはゲームの楽しさを忘れていたようだ。
ワールドカップの時のような高揚感さえ感じた。
おれは決めた。
右上だ!
いっけー!
ドックン。
ドックン。
ドックン。
ズバッ!!!
ゴーーーール!!!!!
おれはウイニングゴールを決め、そのまま走りながら脱衣麻雀へと向かった。
おれが小学生くらいだろうか。
母親が寝ているコタツの反対側で、
おれは深夜母親が起きないように脱衣麻雀を、コソコソとやっていた。
なぜ、そのソフトがあったのかなど、謎が多いが。
麻雀のルールも知らないので勝てる訳も無かったが。
若かりし時の
思春期の脱衣麻雀での興奮。
爽やかなスポーツでの興奮。
これからやろうとしてる音楽での興奮が、これ以上であることを信じて、あしたも生きることにしよう。
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