悪代官はそこにいる。

ごきげんよう。骨🌙助です。

みなさんは、本を読むことはありますか?
活字離れの若者達がクラブで、
求愛行動をバタバタと奏で、しょーもないフェロモンを飛ばし続けている昨今。
おれはパタパタとカレーを食べに行く時にも、基本一人だ。求愛行動は慎んでいる。

カレー屋さんへ行く時にも、本を読みながら歩く。

俗に言う、危険な歩きスマホではない。
ウォークマンでもない、ウォークホンだ。

二宮金次郎を彷彿とさせる出で立ちで、
文字文字していると。

「よいではないかぁ!」
「お止めください!お代官さま」

おれの本から声がする。

「よいではないかぁ!おぬしも好きよのぉ!」
「お止めくださいませ~!」

おれの大切な本が、声を震わせる。

それは一瞬の出来事だった。
悪代官が声を荒らげる。

「なぁ!!よいではないかぁ!!えーい!!」
ぶおーーーーーん!
エロ代官のフンフンした鼻息だろうか。
ものすごい突風に
大切な、かわいいかわいい、あの子の
帯が、オビが、

「アーレーーーーーーェ!!」

帯の官能感で、鼻血を出している読者諸君。
悪代官はそこにいる。
気を付けたまえよ。
失ったものは戻ってはきません。
哀しいですが、受け入れましょう。
そして、本を読みましょう。

池田骨🌙助の墓場

墓場のバカンスへようこそ。 とうとう、辿り着いてしまいましたね。 骨になるまで、ごゆるりと~。

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