金塊ザクザク。おれは海賊だ。
『まえがき』
ご機嫌よう。骨🌙助です。
ワンピースというマンガが流行っているが、
おれも流行に乗って50巻くらいまで、大人買いをしたことがある。
『ワシの財宝を、世界のどこかに隠した。見つけてみろ野郎ども。』
みたいな始まりだったと思う。
ウソップのやさしい嘘で泣き、
サンジの土下座で泣き、
ナミへの言葉で、ルフィが、おれの仲間だろうが!なんとか!で泣き、
見事、剣士では泣かず、
13巻目。
その先が進まないのである。
ミスター何番、次、ミスター何番と引っ張りすぎなのである。0から、13くらいまであるのである。ミスターだけでなく、ミスも入るからさらに、長丁場だ。
仮面ライダーも1号2号で終えて、
アマゾンとか、ブラックとか種類を変えてきた。
『巨人の星』の星飛雄馬も、大リーグボール1号2号3号ときて、0号、4号、5、6、7、8、9、10、11、12、13号と投げていたら、
お姉ちゃんも木から覗かず帰っていただろう。
おれは進まなくなってしまったのだ。
まるで、『ごはんですよ』の海苔が無くなって、
余ったご飯のように進まないのだ。
まるで、おれがみかんと梅干し一緒食べてみなよ。うめーから。と小学校のともだちに伝えて、ニガムシを噛み潰した顔になった時のように進まないのだ。
おれは売った。13完だ。50冊売って5000円だった。
ワンピースの財宝はおれの財布には入っていなかったようだ。
上の金は金塊ではない。
金塊と思った人は、海賊になるがよい。
ハローワークに斧を持って行き、
「日雇い海賊ありますか~?」と聞けば、
探してくれるであろう。
正解はチャックだ。
おれのチャックが、梅田の都会のど真ん中でブチ壊れた。
直接撮ったらお縄になってしまうので、
マイジーパンが、これだ。
あらわもない姿で。あらまぁ。
おれは、そんな時に限ってショッキングピンクなぞ、
ワケわからんボクサーパンツを履いているわけである。
チャックは容赦なく降りてくる。
重力とは皮肉なものである。
「エレベーターはまもなく、地下2階に到着します。」まさに、エロベーターなのである。
エスカレーターや階段で、
自分から短いスカートを履いているくせに、
カバンで後ろを隠す女子がいる。
おれは、自分からチャックを全開、いや、全壊しているわけではないのに、カバンで前を隠すのである。
もはや、風通しが良すぎて、全快といった気持ちにもなっていたかもしれないが。
女は捕まらないが、男は捕まるのだ。
おれは必死で帰りの満員電車で隠した。
冤罪にもならぬ、痴漢なのだ。
露出狂にはなるもんか!
おれはこれほどない力で、カバンを手にしていたのだ。
ワンピースの財宝を見つけた人は、おれのチャックの修理を頼んだ。
独り占めなんて、許さない。
おれのチャックだけは必ず直してくれよな。
今回はギリギリセーフだったが、
ギリギリアウトになることもあるのだ。
ギリギリな時は切羽詰まっているが、
ギリギリを通り越してアウトになると、
なんだか、
爽快感のような、心地よさが現れるときがあるのだ。
お食事中の人には悪いが、
ギリギリアウトの裏側に行きたいような、
変わり者は、こちらをどうぞ。
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