あなたはハンバーガー10個食べれますか?
『まえがき』
おれは真のデブである。
おれはデブ界のモハメド・アリだ。
モハメド・アリはこう言った。
不可能とは、自らの力で世界を切り開くことを放棄した、臆病者の言葉だ。不可能とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。不可能とは、誰かに決めつけられることではない。不可能とは、可能性だ。不可能とは、通過点だ。不可能なんて、ありえない。
モカもっと・あり?はこう言った。
不可能とは胃袋の力で食べ放題を放棄した、臆病者の言葉だ。不可能とは、現状に甘いものが食べたいための言い訳に過ぎない。不可能とは、事実ですらなく、単なる満腹感だ。不可能とは、店員に決めつけられることではない。不可能とは、加糖性だ。不可能とは、海老天だ。不可能なんて、ありえない。
とね。
おれはハンバーガーが好きだ。
パンズがぐいーんと伸びる高級なハンバーガー屋さんも旨いが、おれはもっと庶民なあの店のハンバーガーが好きなのだ。
チープな味と比喩されることもある、あの店。
https://sp.bokete.jp/boke/34441357より引用
間違えた。
こっちだ。
https://ghibli-tosidensetu.comより引用
もう。
変わらないじゃないの。
おれはこの泣き叫ぶこどもの気持ちが、
よく分かるのだ。
おれが幼少期の頃、
あるレストランでピエロイベントがあった。
おれはハンバーグを食べていたが、
風船を持ったピエロから「イヤー!!」
と言いながら、逃げ回った記憶がある。
そして、フォークにハンバーグを刺したまま走っていたのだ。
恐怖の中でも、ハンバーグは離さない。
おれはそんな子どもだった。
前置きが長くなったが、
そんなドナルド率いるマクドナルドのハンバーグ。
おれはあのチープなハンバーグが大好きなのだ。
裏技の「ピクルス多め」も必須だ。
テリヤキバーガーもんまいが、ハンバーガーが安心するのだ。100円。という値段も落ち着くものがある
そんなハンバーガーで、おれは同僚の110キロの
熊男(リアルプーさん)と対決を申し込んだ。
熊男の最高記録は140キロだ。
だが、おれは不戦勝したのだ。
情けない話だが、聞いてくれ。
おれは男らしく、デブらしくこう言った。
「ハンバーガー10個食べれるかどうか勝負しようぜ。負けた方がおごりな。」と。
おれは次の瞬間カウンターパンチを食らったのだ。
まだハンバーガーを食らってないのにも関わらずだ。
ここからはやりとりを見てもらおう。
熊男
「でも、骨🌙助さん。不利ですよ。ぼく20個はいけますよ。」
骨🌙助
「食べたことあるの?」
熊男「食べたことはないですけど、食べれます。」
カーンカーンカーン!
おれはKOされたのだ。
妄想で完食する奴に、勝てる訳がないのだ。
10カウントではまだ立てる気がするが、
20ハンバーガーカウントは食える気がしないのだ。
この世の中。上には上がいる。
争う意味の無さを再認識した。
私、エセデブの物語はこれにて終焉を向かえた。
若い頃は質より量だったけど、
年齢を重ねていくと、量より質になった。
でも熊男は2才下で、まだまだ、質より量なのだ。
量より質、質より量。
どっちが正しいんだよ~って方、
こちらへどうぞ。
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