パン。


『まえがき』

ごきげんよう。骨🌙助です。

休みの日は、のんびりと過ごすために、
フーテンの池さんとなり、
スニーカーに着替える。
さぁ、ゆこう。



穏やかな日射しが心地よい。

休みの日は、穏やかに過ごすのだ。


トコトコトコトコ。


おう、おじさん。やってるかい。





「今作ってるよ。焼きたてだよ。ぼうや、食べていきな。うちのパンは、うまいぞー。」

風化ではなく、小麦粉がついているのだ。
おれは、小麦粉にまみれたおじさんと握手して、中に入った。



なんともない町のパン屋だ。
なんともないのが逆にいい。
気取らないのがまたいいのだ。


失礼します。

おれは迷わず、アレとナニを取った。



塩パン。
イチゴ・オレ。ではない。
俺・イチゴ。

塩パンはバターたっぷり。
塩がピリッと効いていて、
甘えたバターをちょこっとキリッとさせる。
んまぁ~。
底の部分が、カリカリに焦がしてサクサク。
これまた、んまぁ~。

イチゴ・オレはおれの青春・恋の味だ。
おれはこの恋のドリンクを35年間飲み続けている。

みんなは、銭湯でコーヒー牛乳だろう?
おれはイチゴ・オレだ。
いや、俺は俺・イチゴだ。
なんだか、ややこしいな。

高校生の頃、バッグを踏んだら、
でかめの紙パックのイチゴ・オレが大爆発したことがあった。
あれは悲惨だった。
今思えば、教科書ごと洗濯機にぶちこめば良かったと思っている。

そんな恋と青春のイチゴ・オレと、塩パンで、
ひとときの安らぎを感じるのであった。

恋と言えば、ハグでしょう。
ハグと言えばひざまくらでしょう。
隠れひざまくらファンはこちらをどうぞ。
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池田骨🌙助の墓場

墓場のバカンスへようこそ。 とうとう、辿り着いてしまいましたね。 骨になるまで、ごゆるりと~。

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